大根は薬の役割があった?知られざる大根の魅力
冬の野菜といえば、私は大根をイメージします。
なんと、大根は野菜の中で一番生産されている野菜だってご存じでした?
日本人に絶大な人気を誇る大根。
大根はビタミン、葉酸、カルシウムなど栄養満点で、昔は薬の役割も持ち合わせていたといいます。
調理法もたくさんあり、いろんな顔を見せてくれる大根。
このページでは大根の魅力をたっぷりお伝えしたいと思います!
大根は根っこ
大根は根っこです。チョロチョロとひげが生えていますが、これが根っこの証。白い部分は根っこで、上にいくとひげが生えていない茎の部分があり、葉があります。
大根本体には栄養がない
ここでいう本体とは、白い部分、つまり根っこの部分です。実はあの部分にはあまり栄養がありません。
栄養があるのは葉っぱです。先にあげたビタミンや葉酸、カルシウムは、全て葉っぱに含まれています。
大根役者って、大根はあたらないから、当たらない役者を指して大根役者と言われるようになったらしい。
大根は先っぽが辛い
大根は、大根おろしにすると味が変わります。
下の方が辛く、真ん中、上の方はすりおろしても辛くありません。
ところで、大根はなぜすりおろすと辛くなるのでしょうか?
あれは、大根が敵から身を守るためです。
細胞が壊れると辛い成分イソチオシアネートというものを出し、敵に「食べるな!!」と言っているわけです。
これは空気に触れると辛味が飛んでしまうという特徴があります。
そのため、鬼おろしである程度大きくすりおろし、咀嚼することによって、すぐにイソチオシアネートが口の中で分散することで、大根本来の辛さを感じることができます。
つまり、細かくおろしてしまうと、すぐに空気に触れてしまうので、辛くない。口の中で細胞を壊すことで、辛さをより感じるという仕組み。
美味しい大根の選び方
大根はずっしりと重く、張りがあり、みずみずしいものを選びましょう。たまに変形大根が話題になったりしますが、あれは土が良くないために起こります。
大根の部位ごとおすすめ調理方法
大根上部
大根の上部はシャキシャキと歯応えがあるので、生で食べるサラダなどに向いています。
大根真ん中
大根の真ん中は甘く、柔らかい部分です。煮物などにおすすめの部分です。
大根下部
大根の下部は辛味を楽しめる場所です。大根おろしにして料理に使うといいでしょう。
大根の皮と葉は栄養満点
野菜にありがちです、実は皮や葉部分に栄養が多く、とっても美味しいのでぜひ食べてくださいね!捨てるところがないのが大根です。
葉は炒め物にしたり、漬物にしても美味しいです。油で炒めたり、チャーハンに入れたり。アイディア次第でお料理がとってもおいしくなります。
皮はやっぱり切り干し大根!もちろん炒め物に使用しても美味しいですし、干してシャキシャキ感を楽しむことができます。カルシウムや葉酸、食物繊維、カリウムは生に比べて大幅に増加します。
切り干し大根の作り方はこちら。
大根の保存方法
大根は成分のほとんどが水分ですので、適当に置いておくと乾燥してしまいます。
葉と実を切り分け、冷蔵庫に入る大きさに1/2程度にカットし、保存しましょう。葉っぱはすぐに使わないのであれば、茹でて保存することで2週間くらいは持ちます。
大根を食べよう!
大根は本当にいろんな料理に使えます。煮物はもちろん、味噌汁、カレー、シチュー、サラダ。
今夜のメニューは大根料理なんていかがでしょうか?
(画像はご飯が止まらない母親譲りの大根炒め)