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なぜ日本では麺をすする文化ができたの?化学的な裏付けがあった!

麺を食べるとき、皆さんは麺をすするでしょうか?

麺を啜って食べるのは日本特有のようです。今日はすする文化についてのお話です。

麺をすすると化学的にも「美味しくなる」

汁物を食べるときは、空気と麺を絡ませることで美味しくなる。なんと、すすって食べるのと、すすらずに食べるのは、香りに4倍もの差があるそう。

吸い込んだ空気を鼻でキャッチして香りと味を楽しむことができるのです。

これって何かにも似てますね。

ワインのテイスティングです。ソムリエがワインをテイスティングする際に、口にワインを含み空気と絡ませることがあります。鼻に抜ける香りを確認しているのですね。

なぜ日本だけこの文化ができたの?

調べてみると、中国や韓国では麺をすする文化はないそうです。どうやらこれは日本だけの文化のよう。

韓国や中国で育った人に「すする文化」について聞いてみると、「日本の文化」として受け入れられることが多い一方で、欧米では受け入れられないことの方が多いようです。

日本の麺文化の始まりは「うどん」です。しかし、うどんは1本1本が太いので、ズルズルとすする文化は初めはなかったようです。

関連記事:うどんって日本発祥の食べ物?海外に渡り驚くべきものに変身

江戸時代に蕎麦が大流行するのですが、そのときに流行った食べ方があるそう。当時の蕎麦といえば、ざるそばです。半分だけをタレにつけて空気と絡ませる、つまりズズズとすする食べ方が「粋」とされたようです。

ここからすする文化が登場したのですね。

旅行中は気をつけよう!

麺を啜って食べるのはあまりにも日常に溶け込みすぎて、海外に行った時も同じように食べてしまいそうですが、欧米に行ったときには注意です。

あの音を不快に思う人もいます。イメージするなら、クチャクチャと音を立てて食べる人を不快に思うのと同じような感覚でしょう。

お互いの文化を尊重し合えるといいですね。

麺レシピはこちら
(画像は野菜だしで作るスープも飲み切るヴィーガン味噌ラーメン

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