おかずなしでも美味しいお米の炊き方・選び方

最近はお米を食べるのを控えている人も多いようです。糖質制限ダイエットが流行ったこともあり、「太る食べ物」というイメージもあるのでしょうか。

今日はお米の神秘に迫ります。

美味しいお米の炊き方

美味しく炊く炊き方があります。
コツは温度差と、一気に炊き上げることです。

高級和食料理屋さんでは、美味しくお米を炊き上げるために、炊く前に冷凍庫にお米を入れて温度差をより出しているお店もあります。

お米の洗い方
まず、お米を洗うのは冷水。
ゴシゴシと洗わず、さっと水を流すだけでもOKです。

お米を浸す
お米を水に浸す時間は大体40分ほどです。

ただ、実はお米はお水に浸さずに洗った時の水分を吸収させればいいという考え方もあります。

その場合は、お米を洗ったら40分ほどザルなどにあげて、真ん中をくぼませて（ドーナツのような形）置いておくだけです。

お水に完全に浸すと発酵が始まり、鮮度が落ちてしまうからだそうです。大好きな土井善晴先生がこの方法を紹介されていました。

水の量
お水の量はお米と同じ分量です。
1カップのお米なら1カップのお水です。

新米はメモリから少し水を減らす人もいるかもしれませんが、現代ではお米の水分含有量が15％と一律で決められているので、その必要はありません。

炊き方
火力は強い方がいいので、電気釜よりはガス釜がおすすめです。ただ現在では電気釜がメインだと思いますので、ない場合は土鍋で炊くと本当に美味しくなります。

炊き上がったらそのまま放置せずに素早くかき混ぜます。炊飯器を使用する場合は釜の水分をしっかり拭き取りましょう。

土鍋での炊き方（蓋を開けるのはNG！！）

上記の手順を踏み、土鍋にお米とお水を入れ、蓋をして強火にかけます。（土鍋からはみ出さない火力で）
沸騰したら弱火にし、10分ほど。
10分経ったら最後は強にして1分。
1分経ったら火を止め、蒸らす時間7分。
蓋を開けたらすばやくご飯をかき混ぜましょう。

どこのお米が美味しいの？

日本各地でお米が作られていますが、どこのお米が美味しいのか？

これはとっても難しい問題ですね！お米の好みは人によって違いますし、お米にもいろんな「美味しさ」があります。

今やいろんな地域で様々なお米が作られていて、「お米は新潟の魚沼産」というのはちょっと古いかも！？

楽天のランキングでは山形県産あきたこまちが1位でした。

私は山形出身なのでこれはとっても嬉しいです！コメント数がぶっちぎりの数でした笑

山形のお米は本当に美味しい。

山形にはたくさんのお米のブランドがあり、どれもおいしいのですが、特に私は「つや姫」がお気に入りで、ほのかな甘さ、モチモチ感が冷めても美味しいので、お弁当のご飯が、本当に美味しいんです！

ぜひ一度試してみてください！

東北のお米は,関西より西には届かない？！

実は、関西より西の地域には、東北のお米が出回っていないという真実。

例えば、「つや姫」がスーパーで売られていたとしても、これは山形の土壌ではなく、関西周辺の土壌で育てられたつや姫の「種」なのです。

山形で育てられたつや姫は、せいぜい東京までにしか降りてこないようです。

米どころは東北（特に日本海側）や北海道、北陸が多いですね。興味がありましたら、ぜひ現地に赴いてお米をお土産に買って食べてみてください✨

味が全然違う衝撃に出会うと思います。

お米は太るの？

さて、お米は太るのでしょうか？

パンやパスタ、うどんなどの小麦製品に比べたら、ご飯はカロリーが低く、血糖値も緩やかなので、どちらかといえば太りにくい食べ物です。

え？実際にご飯を食べると体重が増えるって？
タニタ食堂では、ご飯は100gがルールだそう。これは、子ども用ご飯茶碗1杯分。

量の調整はとっても大事！

お米は美容にも健康にもいい

お米は糖質だけでなく、タンパク質、ビタミン、ミネラル、カルシウム、鉄分、マグネシウム、亜鉛、食物繊維も含まれています。

ビタミンは肌のターンオーバーを助けてくれます。食物繊維はお通じにいい。腸の調子が良くなれば肌の調子も良くなる。

米ぬかや米のとぎ汁を使った美容品って結構ありますよね。お米って美容にも健康にもいい☺

昔から胎児が丸まった形をした食べ物には、いいエナジーがあると言われています。豆やお米がそうです。

アジアの人口が多いのはお米のおかげ？

皆さんは感じたことがあるでしょうか。なぜアジアには人が多いのだ？そうです、アジアは人口密度が高い国が多いのです。

例えば、日本とイギリスを比較してみると、実は3倍も人口密度が高い。数値的には日本：イギリス＝340：259ですが、日本は国土の80％が山岳地帯です。人が住める土地は、イギリスの方が2倍以上あります。
実質的には3倍の人口密度ということになるのですね。

もっとわかりやすいのは東南アジアです。水田がメインの東南アジアは畑作メインの南米と気候が似ていますが、東南アジアの方が人口密度が高い。

その答えは、お米にあると言われています。お米の人口扶養力は麦やトウモロコシなど主要穀物に比べた場合、3倍～4倍以上あると言われています。

思っている以上に食べ物というのは私たちに影響を与えてる！