料理酒と日本酒の違いは?料理する時のお酒の役割
和食を作るときに欠かせないお酒。味の引き締め役があったり、甘さとコクを出す役割があったり。
今日はそんなお酒のお話です。
料理酒と日本酒の違いは?
料理酒と日本酒(清酒)の違いはお米にあります。日本酒は香りを出すためにお米の表面をしっかり削ってお酒を作るのですが、料理酒はあまり削りません。
※ちなみにお米の表面の削りが多いほど高級酒になるようです。
お米の表面を削らないことによって雑味が残り、その雑味が食材や他の調味料と合わさることによってより旨みが引き出されます。また、料理酒には塩が含まれていますので、そのまま飲むことはできません。これにより酒税がかからないという仕組みです。
日本酒を使った方が料理が美味しくなるの?
高級日本酒を使った方が料理が美味しくなるんじゃないの?と思っている方も多いようですが、日本酒と料理酒の使い分けは「どんな料理を作りたいか?」によって違います。
上記でお伝えしたように料理酒は雑味や旨みを引き出します。ただ塩が入っているので、浸透圧により素材の旨みが外に出てしまうこともあります。
一方日本酒は素材の旨みを素材に閉じ込めることができます。
そのため、いろいろな材料を使って料理をするときは料理酒が合うと思いますし、ギュッと素材の旨みを閉じ込めたいような料理には清酒が合うと思います。
料理は化学!って言葉、納得です。
お酒は甘味になる
お酒はアルコールを完全に飛ばすことにより甘味になります。よって、「料理のさしすせそ」で言えば「さ」です。
初めに入れてアルコールを飛ばし、甘味、旨みを素材に染み込ませましょう。
ただし、食塩も入っていますので塩の調整には気をつけてくださいね。
臭みも一緒に飛ばしちゃおう!
お酒はアルコールを飛ばすのと同時に、食材の臭みなども一緒に飛ばすことができちゃいます!
ぜひうまく使ってくださいね。
お酒を使って料理を美味しくしよう!
「なんか味が決まらないなぁ。」というときにお酒を入れてみると、味が締まって美味しくなることがあります。上手に利用したいのがお酒!
Vaveでは料理酒を使用したレシピを紹介しています。
料理酒を利用したレシピはこちら。
(画像はご飯が止まらなくなる茄子味噌炒め)