ぬめりが特徴の里芋は脳細胞を活性化?!下処理や調理方法
里芋の煮っ転がしや煮物、お味噌汁などに使われる里芋。里芋は人里で取れるから里芋と言います。
今回は里芋の魅力をご紹介します!
里芋は日本原産?
里芋はマレー半島が原産です。
なんと、稲作が始まる弥生時代より以前に日本に伝来しているといわれ、縄文時代の人は里芋を主食にしていたという説があります。
里芋の親いもはたくさん芋をつけるため、子孫繁栄の縁起物です。
各地で芋煮と呼ばれる汁物を食べる習慣がありますが、これは農作物が反映するように祈る神事でした。そう、芋煮の主役は里芋です。
里芋の旬は秋と冬
里芋は暖かい地域から伝わってきたのですが、日本での旬は秋と冬です。不思議ですね。
里芋にはたくさんの種類があり、8月から1月頃にかけて旬を迎えます。
ハワイでも食べられている里芋
ハワイで里芋はTaro(タロ)と呼ばれています。ハワイ語ではカロです。タロイモはハワイではすりつぶして食べたりするようです。ポイと呼ばれています。
現代ではABC Storeで、タロチップスやパンケーキミックスなどを売っているのを見かけますね。
ハワイのタロイモはインドからインドネシアにかけた地域が原産で、ポリネシア半島を渡って伝わりました。
日本の里芋とは少し違います。200種類〜300種類ほどあると言われ、タロイモの種類によっては、葉を育て、ご飯に葉を巻いて食べたりしているそうです。
また、非アレルギー性の食べ物だということもわかり、離乳食として使用されているようです。
里芋はイモの中でも低カロリー!
里芋はイモ類の中でも低カロリーでヘルシーです。
じゃがいも:100g・・・76kcal
里芋:100g・・・23kcal
カリウムが含まれているのでナトリウムを排出する効果があるので、高血圧の方にもおすすめですし、食物繊維が含まれており、食物繊維は血糖値の急な上昇を防ぐことができます。そのため、里芋イモなだけに炭水化物を含みますが、糖分を体脂肪として蓄積しにくいという特徴があります。
また、里芋の特徴のぬめりですが、あれはガラクタンやムチンという成分で、脳細胞を活性化し、さらに免疫を強める働きがあります。
美味しい里芋の選び方
里芋を使用するときは、できるだけ皮つきのものを選ぶことをおすすめします。風味が落ちてしまうのですね。
泥がついていて、縞模様がはっきりしているもの、硬くてふっくらしているものが美味しいでしょう。触って柔らかいものは傷んでいます。
ビニールに入っている場合は、ビニールが湿っているものは避けましょう。
皮つきのものを選んだときは、カビが生えやすいのでビニールから取り出して涼しいところで保管しましょう。紙袋や新聞紙に包んで保存するのがおすすめです。
里芋の下準備の仕方
里芋は茹でるとアクが出ます。お料理によっては滑りをとってから調理したほうがいいものもあります。
里芋の皮のむき方
里芋は濡らして皮を剥くとぬるぬるとして危ないので、乾いたまま皮を剥くのがコツです。
ぬめりをとる方法
ぬめりをとるときは、皮をむいて塩を少々振りかけて揉みます。
あくをとる方法
米のとぎ汁で下茹でしてあくを抜きます。下茹でした後にさらに水で洗うことでぬめりも取れます。
里芋を食べよう!
私も大好きな里芋は、煮物や汁物のほかに、コロッケにして、塩で食べても美味しいです!ぜひいろんな調理法で里芋を楽しんでくださいね!
里芋のレシピはこちら。
(画像は里芋をコロッケに!? サクサクヘルシー里芋コロッケ)